2022年1月3日月曜日

第42回大会のお知らせ

第42回大会のお知らせ

今回の大会は会員で力を合わせ茅葺に挑む姿をオンライン(zoom)で生配信する形で開催します。

■日時:2022年2月27日(日)13:00 ~15:00

■会場 オンライン(Zoom参加無料)


■サテライト会場

●南信地区

場所:宮田村 村人テラス 長野県上伊那郡宮田村3247番地

申し込み先 南信地区長 矢野

タイムスケジュール:

ご都合の良いところで参加してください。※感染対策のためマスク持参でお願いします。

10:00~12:00 哲学カフェ

喫茶付き 500円

カフェスタイルのラフな哲学対談

12:00~13:00 ランチ

地元猟師のジビエカレー+コーヒーor甘酒 500円

子ども食堂などで使う 余った野菜や食材がある方は、少し持ってきていただければありがたいです。

13:00~15:00 オンライン大会視聴

15:00~16:00 交流会


●東信地区 現在未定 お問い合わせください       酒井

●中信地区 現在未定 お問い合わせください       津村

●北信地区 サテライト会場の予定無し


■テーマ

茅葺き職人の仕事から農ある暮らしがみえてくる。

 〜”ライブ茅葺き” 縄文小屋づくりを配信〜


■主旨

茅葺き作業を行えば鎌や鋏など刃物を研ぐ技術、縄の結び方や小屋組など大工の技術も身に付きますので、百姓のうちの十姓は自分のものになります。茅葺き屋根の葺き替えで出るものは、全て土に還ることから茅葺きを農的な暮らしと組み合わせればパーマカルチャーが成立します。

「温故知新」茅葺き屋根を葺く技には、先人の知恵がぎっしりと詰まっています。今回の大会では、そうした茅葺き作業の現場を生配信して実感していただくと共に、これから農的な暮らしを始めてみたいと考えている人たちとの交流を深めたいと思います。


■内容

 昨年の大会の「農ある暮らし」の発表者の一人でもあり、茅葺職人修行中の築北村の佐々田さんのもとに有志が集まって、茅葺で縄文小屋つくりを骨組みを建てるところから生配信します。オンラインでの参加者からの質問にも佐々田さんに答えてもらいながら、縄の結び方や基本的な茅葺のイロハを佐々田さんに話してもらいつつ、2時間内で縄文小屋の完成をめざします。


⚫佐々田さんに「茅葺きに興味を持ったきっかけと「茅葺きの魅力を聞いてみました。

きっかけは4年前に参加した茅葺きの小屋をつくるワークショップでした。単純に面白そうだなぁと直感し参加を決めました。ワークショップの一年後、縁あって茅葺き屋根の解体の手伝いをさせてもらうことになりました。その茅葺き屋根はほぼ土に還っていて、屋根から木が生えていたり、土の中にはカブト虫の幼虫がいたりしました。ススキも生えていて、屋根自らが屋根材を自給してて驚きました。笑 最初の現場はそんな感じでセンス・オブ・ワンダー全開だったのです。

その後、茅刈や茅葺き屋根の修理の手伝いもさせていただき、自然な感じで茅葺きの世界に入って行きました。

茅葺きと出逢う前から、農的な暮らしをしながらDIYをするという生き方(百姓のような生き方)を思い描いていたのですが、親方から茅葺きを続けて行けば、「百姓のうちの十姓は身に付くよ、と言われました。鎌や鋏など刃物を研ぐ技術、縄の結び、小屋組についても理解が深まるので大工の技術も上がります。解体現場で出た土に還った茅は保湿効果があり、空気も入るので畑の土が良くなります。このように、茅葺きそのものが農的な暮らしやDIYととても相性が良いのです。というか茅葺きそのものの中に農的な暮らしやDIYに必要な技術が詰まっているように思います。

二十代の後半でパーマカルチャーという思想体系に出会いました。それ以来、家と庭で環境に負荷をかけず、持続可能な暮らしを実現したいと思うようになりました。少しずつ取り入れられるものは取り入れて暮らしています。2年間茅葺きに関わって気づいたことは茅葺きそのものがパーマカルチャーの一部なんだなぁと言うことです。どういうことかと言うと、パーマカルチャーの考え方に1つのものに2つ以上の機能を持たせるというものがあります。茅葺きに使われるススキは屋根材としてはもちろん、朽ちれば堆肥になりますし、屋根材として使う前には雪囲いにも使われていたそうです。

茅葺き屋根を葺く過程では、先人の知恵が詰まっているなぁと感じます。小屋組で使われる結び、例えば男結びは緩まないようにテンションをかけたまま縛ることができ、使う縄の量も最小なため、縄を無駄にすることがありません。昔は全て手綯いの縄。それをできる限り無駄にしないとても合理的な結びで感心します。直交する部材を固定する箱結びも、縄の摩擦と、割を入れることで横の部材の自重でズレることがなくなります。他にも茅葺きの修理の方法や足場の吊り方など、先人の知恵を至る所にみてとれます。温故知新なのです。

■参加申し込み方法

オンラインでの参加を希望する方は申し込みが必要です。申し込みあった方にはオンライン参加するためのアカウントをお知らせします。定員になり次第、締め切らせていただきますので、早めに申し込みをお願いします。

申し込みフォームhttps://forms.gle/M3gBrnkg6ACXJDGp7

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