長野県有機農業研究会の公式ブログです。

2019年5月18日土曜日

【2019年6月2日 開催】北信地区学習会のお知らせ

北信地区学習会が開催されます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

北信地区学習会のお知らせ

信州発! 持続可能な農業国際シンポジウム

長野から有機農業の波紋を打ち出そう


日時: 2019年6月2日(日)13:00~17:30
会場:勤労女性会館しなのき 2Fホール
 〒381-0000長野市西鶴賀町1481-1

主催:長野県有機農業研究会、NAGANO農と食の会、OBUSE食と農の未来会議、須坂市環境保全型農業の会、総合地球環境学研究所 FEASTプロジェクト 

後援:長野県、日本の種(たね)を守る会、小規模・家族農業ネットワーク・ジャパン(SFFNJ)、NPO法人みどりの市民、子どもの食・農を守る会伊那谷

問合せ カネマツ物産内 NAGANO農と食の会事務局 
〒381-1231 長野県長野市松代町松代583
電話: 026-278-1501
メール:kanematsuclub@gmail.com小山まで

お申し込み このサイトからお申し込みください。お問い合わせは上記メールでお願いします。

プログラム(予定)
 12:30 受付
 13:00 開会 主催者挨拶 長野県有機農業研究会会長 勝山卓栄
 イントロダクション「食と農から見た環境・経済的に持続可能な信州」
 スティーブン・マックグリービー
 基調講演 なぜ、いま時代は有機農業なのか (仮題)
 ミゲール・アルティエリ カリフォルニア大学バークレー校教授
 15:30
 シンポジウム〜女性の視点から見たいのちを育むこれからの食と農業
 国際家族農業年+10 フランスにおける有機農業・学校給食
 関根佳恵 愛知学院大学准教授(ビデオ・メッセージ)
 クララ・ニコルーズ カリフォルニア大学バークレー校 常任講師
 国際ジャーナリスト 堤未果
 松本市内有機農家  斎藤えりか
 池田町町議会議員  松野亮子
 17:00 閉会

なぜ、いま持続可能な農業国際シンポなのか?

 来る6月15日、16日にG20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合が軽井沢町で開催されますが、長野県は、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けて優れた取組を提案する「SDGs未来都市」として、平成30年6月に全国で初めて選定されたところです。

 「しあわせ信州創造プラン2.0(長野県総合5か年計画)」の推進に当たっても、世界的な課題であるSDGsを意識し、誰一人取り残さない(インクルーシヴ)持続可能な社会づくりに取り組むとともに、SDGsの理念を信州から世界に発信していくこととしています。また、「長野県版エシカル消費」では、人、地域、社会、環境への配慮に加え、長寿県としての特徴を持たせ、健康も重視し、食育への取り組みを重点事項として盛り込み、地消地産の推進、地域産有機野菜の消費拡大による地域内経済循環の拡大をうたっています。第3期長野県有機農業推進計画に基づき、交流の場づくりによる消費者・生産者の結びつきの強化、有機農産物の情報発信、有機農業への理解と支援を図ることとしています。

 一方、平成32年までに1兆円の農産物を輸出するとの国の方針を受け、長野県においても、ぶどう、りんごを中心に、米、野菜、花きを海外へ輸出することとしています。「地域循環共生圏(エシカル消費・SDGs認証制度)」においては、SDGsに取り組む企業のブランド化を図り、全国・世界的なエシカル消費の拡大をすることが課題となっていることから、信州産有機農産物として世界に情報を発信し、ブランド化を図っていく必要があります。

 さて、世界に目を転じると、いま世界では有機農業(アグロエコロジー)が主流になっているのをご存知でしょうか。2008年の食料危機を背景にFAOは有機農業を推進することとし、2019年から「国際家族農業年+10」が始まっています。また、「小農と農村で働く人びとの権利に関する国連宣言」が12月の国連総会で採択されたところです。

 ヨーロッパではSDGsや地球温暖化への危機感を背景に、有機農業を実践する小規模家族農家の育成に向けた農政転換が進んでいます。これを支えるのが学校給食等での公共調達と消費者の高いエシカル意識です。フランスでは学校給食の6割を家族農家が生産した有機農産物・地消地産農産物とすることが決まっていますし、有機100%給食を実現した自治体もあります。

 ですが、私たちの長野県も負けてはいません。実は、長野県佐久市(旧臼田町)は、日本の有機農業運動の発祥の地のひとつです。若月俊一医師の慧眼によって1970年代に早くも提唱されていた有機物の土壌への還元、農薬汚染の環境や身体への影響、食を介した農と医療との連携といったメッセージは、いま、FAOやSDGs、そして、フランスの農政大転換といった動きを介して、ようやく世界が気づいたことなのです。まさに、半世紀という時を介して世界の最先端がやっと長野に追いついて来たとも言えるでしょう。

 そこで、世界的な有機農業の権威、カリフォルニア大学バークレー校のミゲル・アルティエリ名誉教授の来日を記念して、地域内経済循環や食に詳しい総合地球環境学研究所のスティーブン・マックグリービー準教授、国際アグロエコロジー学会長の同大学クララ・ニコルス常任講師、国際ジャーナリスト、堤未果氏を招聘し、県内で有機農業を行う女性農業者、学校給食に有機農業を取り入れることで町おこしを考える女性議員とともに、世界の最先端の話題を聞きながら、命を育む女性の視点から小規模な家族農家でも豊かな暮らしが成り立つ持続可能な経済のあり方を考えてみませんか。



●長野県有機農業研究会 農業生産者、加工業者、消費者、医師、研究者、ジャーナリスト等、有機農業に関わる幅広い人々が集い、1981年に発足。「環境破壊を伴わず、地力を維持培養しつつ、健康で質の良い食物を生産する農業の探求・普及、ひいては持続可能な社会をつくりあげること」を目的とし、マジメな社会問題から楽しい暮らしの巧みに至るまでを話題とし、現在も「有機農業」を共通項に、年代も立場も様々な約200名の会員が楽しく活動している。

●NAGANO農と食の会 有機農業者、渡辺啓道、久保田清隆、有機農産物の流通業者カネマツ物産の小山都代が共同代表となり2013年3月に発足。月1回の定例会も76回を迎える。「野菜で変わる生きる形―」を掲げ、「安心して家族に食べさせられる食べ物」を軸に、農の寺子屋、食の寺子屋、学校給食への取り組みを含め有機野菜ヘの理解と普及等多様な事業を展開している。

●OBUSE 食と農の未来会議 子ども、孫たちのために未来の小布施町を考えるコミュニティグループ。農家、消費者、食と農に関わる事業者、行政など、食と農に関心のある人の情報交換、学習を目的として2018年12月に発足した。食と農について学ぶ勉強会や講演会、学校給食を考えるワークショップ等を開催。今後は、有機農業体験なども行い安全な食に対する意識を地域で広げる活動をしていく。

●総合地球環境学研究所 地球環境学の総合的研究を行う文部科学省大学共同利用機関のひとつとして2001年3月に創設。人と
地球の未来のあるべき姿を考え、その多様性も含めた理解と解明のための研究を進めている。FEASTプロジェクトは、持続可能な地球社会の基盤を支える食と農の新たなあり方を目指し、実践的な研究を進めている。FEASTプロジェクトは、持続可能な地球社会の基盤を支える食と農の新たなあり方を目指し、実践的な研究を進めている。

パネリスト紹介

ミゲール・アルティエリ (Miguel Altieri) カリフォルニア大学名誉教授。生態学の理論を用いて、生産性が高く、かつ資源の節約に適した農業システムを研究・設計・維持・評価する学問分野「アグロエコロジー」の提唱者。ラテンアメリカにおいて、アグロエコロジーの実践を通じて資源に乏しい小規模農家を支援している。

クララ・ニコールズ(Clara Nicholls) カリフォルニア大学ラテンアメリカ研究学センター常任講師。ラテンアメリカ・アグロエコロジー学会代表。コロンビア出身の農学者。害虫を生物学的に制御する生物多様性に富んだ農業生態系の発展に焦点を当てた研究を進める。また、ラテンアメリカにてアグロエコロジーのアプローチを用いた農業の持続可能性向上に向けた活動を幅広く行っている。

スティーブン・マックグリービー (Steven McGreevy) 京都大学農学博士。総合地球環境学研究所准教授。実践プロジェクト「持続可能な食の消費と生産を実現するライフワールドの構築―食農体系の転換に向けて」(略称:FEAST) プロジェクトリーダー。農業および農村地域の持続可能な開発、食やエネルギー転換等を活用した農村の活性化への新しい取り組みや、地元のコミュニティにおける食の消費と生産方法の連携について研究をしている。

堤未果(Mika Tsutsumi) 国際ジャーナリスト。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業。ニューヨーク市立大学院国際関係論学科修士号。徹底した現場取材と公文書分析による調査報道による多数の著書は海外でも翻訳され高く評価されている。最新刊は「日本が売られる」(幻冬舎新書)。夫は参議院議員の川田龍平氏。

関根佳恵(Kae Sekine) 愛知学院大学准教授。京都大学大学院で博士号(経済学)。世界食料保障委員会専門家ハイレベルパネルの報告書「食料保障のための小規模農業への投資」の執筆に日本人として唯一参加。小規模家族農業の専門家として、小規模・家族農業ネットワーク・ジャパンの設立を呼びかける。2008年度はFAOで客員研究員を務めた。

斎藤えりか(Erika Saito) 有機農家。千葉大学卒業。学生時代から、環境問題、貧困問題の現状を学ぶため世界30カ国に足を伸ばす。NGO職員として、アフリカのマラウイとスーダンにて1年ずつ貧困支援活動に従事。現地での活動から、先進国での消費行動が貧困や環境問題を引き起す一つの原因であることを目の当たりにし、帰国後、有機農業の道に進む。農薬も肥料も使わない方法で多品目野菜を栽培中。

松野亮子(Ryoko Matsuno) 池田町議会議員。津田塾大学国際関係学科卒業。イギリス、ケント大学で法学博士号。内分泌かく乱物質や遺伝子組み換え食品が次世代に及ぼす影響に危機感を覚え、帰国後にコンサルタントを経た後、自給自足の生活を目指して池田に移住。オーガニックタウンの実現を目指している。


【報告】Ina Daze Brewing 学習会レポート

2019年5月15日に南信地区学習会が開催されました。



2018年12月23日日曜日

【2019年2月23日、24日開催】『​第39回長野県有機農業研究会大会』開催のお知らせ

2019年2月23日(土曜日)、24日(日曜日)
第39回長野県有機農業研究会大会
土壌講座~つちのうた、くさのこえ 身近な大宇宙・畑は生き物がいっぱい~

が、開催されます。

詳細につきましては、大会公式サイトをご覧ください。
―第39回長野県有機農業研究会大会公式サイト―


2018年12月22日土曜日

【1月27日 開催】第26回 種苗交換会           

長野県有機農業研究会種苗部会・山梨種苗ネットワーク 共催
第26回 種苗交換会 トマトの自家採種を続けて

2019年1月27日に恒例の種苗交換会が開催されます。皆さま、お誘いあわせの上、多くの方のご参加をお待ちしております。

*申し込み締め切り1月15日となっていますが、

 期限を過ぎても申し込み受付ています。

 当日参加も大丈夫です。

(資料の準備の関係で、できるだけ事前申し込みをお願いします)

 興味のある方はぜひぜひお越しください。



詳細は、メーリングリスト、冬のお知らせ号にてご確認ください。



2018年3月3日土曜日

3月3日開催 第 38 回長野県有機農業研究会 大会のお知らせ

「ベーシックインカム(BI)から考える農の暮らし」
・・・経済の根本の問題を学ぶことで見える明るい未来・・・
「グローバリズムの終焉」(農文協)の著者 2 人が語る


基調講演 思想史家 関曠野 さん 農家 藤澤雄一郎 さん

日時 3 月 3 日(土) 13 : 00 ~ 16 :0 0
受付12:30~ 会場 塩尻市総合文化センター (レザンホールの隣)



懇親会及び宿泊会場 合宿研修旅館 「陽だまりの家」



〒 399 - 0721 長野県塩尻市金井 811
  tel 0263 - 88 - 2839

参加費 講演会 500 円 予約不要 どなたでも参加できます。
講演会と懇親会 2500 円 飲み物・酒類注文は別途個人清算です。
(酒類や一品持ち寄りは自由です。)
講演会と懇親会と宿泊(朝食付き) 8500 円 (寝具持参の方 8000 円)

懇親会・宿泊のご希望の方は予約してください。
懇親会・宿泊の申し込み締め切り 2 月 17 日(土)

FB ページ https://www.facebook.com/NOFchuushin/ 
申込フォーム、またはお電話・ファックスでお申し込みください。
申込フォームからの予約 https://goo.gl/r9eD4a 

問い合わせ・予約 津村孝夫 (長野県有機農業研究会中信地区長)まで
Tel/fax 0263 - 77 - 2507
    080 - 1050 - 3131
メール katatsumura@r7.dion.ne.jp 

16:00~ 講演会の後、県の有機農業推進計画の施策について説明があります。( 20 分程度)
後援 長野県 バジルクラブ 安曇野アイガモ会

2018年2月5日月曜日

大会 講師紹介

関さんからのメッセージ

 明治維新という薩長のクーデターが作りだした日本国家は現在、制度疲労で 自滅しかけています。しかし国家機構は壊れても日本の山河は滅びません。国家 には、その土台となる二つの基本インフラがあります。ひとつは「農は国の基」 -国土を保全し伝統を発展させ生命を再生産する農というインフラです。もう ひとつは、マネーという血液を経済の体内に循環させる通貨 システムというイ ンフラです。そして今の日本経済では、システムの欠陥でこのマネーの流れが滞 り歪みや格差が拡大しています。今も日本は世界の人々からその美しさを評価 される国ですが、 このままでは日本に未来はありません。
 長野県有機農業研究会の方々は、農というインフラをオーバーホールすると いう意義深い実験に従事されています。この実験を補完するかたちで、日本の 通貨というインフラをどのようにオーバーホールしたらいいか、講演でお話し したいと思います。

藤澤さんからのメッセージ

 有機農家はだいたいお金に困っていると思います。過疎化や地域の衰退を心配 している人も多いでしょう。根本にはマネーの問題があります。関曠野さんは 国民配当(ベーシックインカム)と国民通貨を提唱している在野の研究者で、 未来は農を中心とした社会でしかありえないと言っています。私も全く同じ意 見ですが、マネーの問題抜きにはそうした社会は築けないとも思っています。 是非大勢ご参加いただき、関さんとともに考えてみませんか。

・・・講師紹介・・・

関 曠野(せき ひろの)
 1944 年東京生まれ。評論家(思想史)。共同通信記者を 経て、 1980 年より在野の思想 史研究家として文筆活動に入る。思想史全般の根底的な読み直しから、幅広い分野へ向けて 発言を続けている。著書に『プラトンと資本主義』(北斗出版)、『野蛮としてのイエ社会』 (御茶の水書房)、『歴史の学び方について』(窓社)、『みんなのための教育改革』(太郎次郎 社)、『民族とは何か』(講談社現代新書)、『フクシマ以後―エネルギー・通貨・主権』(青土 社)、『グローバリズムの終焉-経済学的文明から地理学的文明へ』(藤澤雄一郎氏との共著 農山漁村文化協会)などがある。また訳書に『奴隷の国家』 ヒレア・べロック(太田出版) がある。インターネットで以下の URL を読んでいただくことをお勧めします。 http://bijp.net/transcript/article/458

藤澤 雄一郎(ふじさわ ゆういちろう)
1957 年信州安曇野生まれ。松本深志高校をへて、東京水産大学(現東京海洋大学)卒 業。有機農家。 1987 年「穂高町の 15 年戦争―町民がつづる戦争体験記」(郷土出版 社)の出版に携わ る。現在、アイガモ農法による酒米やコシヒカリを栽培。無施肥無農薬 栽培で加工用トマト、小麦、大麦、大豆、黒豆などを育てる。県の新規就農研修の里親。 http://yaoyaoyaoya.at.webry.info/201711/article_5.html

第 38 回大会に向けて・・・実行委員長 (津村) の思い

 豊かな地力と多様な生態系に支えられた土壌から生み出された食べ物を 通し て、自立した生産者と消費者が結び付き、地域の社会や文化の発展と、 安定した永続的で幸福な生活の実現を図ること。これは「有機農業」という 言葉が生まれたときからの理念ですが、これは、特別な言葉にしなくても、 本来農業や「農」の在り方の本質のはず。
 今、それぞれの農業の技術的な課題、経営の課題など、考えるべきことも 多いですが、その基盤となる、私たちが生きている社会の「経済の根本的な 仕組みの問題」を共に学び、どうやったら皆が生き易くなるのかを、共に考 える機会をつくりたい。
 本来手段でしかないはずのマネーが、なぜ社会や人 生の目標になってしま ったのでしょうか?
「経済」は制度の産物に過ぎず、制度が間違っていたら作り直せばいいので はないでしょうか?
 農業が基軸の地域計画、すなわち地域の自然に密着した自分たちの暮らし を積極的に作り出すことを、ベーシックインカム(国民配当)と「公共通貨」 を学ぶことから探る手掛かりにしたいと思います。
 より豊かで自由な発想と、そこから生み出される新たな政策提言に繋がる 機会をつくることが重要ではないでしょうか。
 この大会を通じ、明るい未来を語れる大人に成長し合いたいと考えていま す。

・・・・ どうして 、この二人 なの ? ・・・・・

以下、関さんと藤澤さんの共著「グローバリズムの終焉」より抜粋 (関さん執筆部分) ・・・・この国の根本問題は、恵まれた美しい国土にもかかわらず、首都圏に異常に人口が 集中していることにある。その理由は東京に行けば雇用と所得の点で有利ということ以外に ない。それならば基礎所得補償の実施に際して首都圏を一定期間補償の対象から外した らどうだろうか。そうすれば若者を中心に首都圏から地方への民族大移動が発生し、人口 分布の歪みは一挙に是正されるだろう。そして地方の人口が増え、その所得も保証されて い るならば、地域経済は自ずと活性化するはずである。基礎所得を有効に使うためには物価 の安い土地を選ぶほうがいいのだから、この政策はおそらく過疎地域や離島の人口を増や すだろう。・・・・

 どう実現するかはともかく 、この政策、とても分かりやすいと思いませんか?もう一 つ、こちらも引用になってしまいますが、

・・・・農業の基本的な使命は国土と伝統の保全であって、商品としての食物の生産で はない。それゆえに農業は資本さえ投下すれば発展する産業ではなく、地域の在り方のこと である。産業に不可欠な水利にしても、地域全体の視点から考えねばならないことは明らか である。この国が今必要としているのは、たんなる農業の再生ではなく農業を基軸とした地域 計画なのである。・・・・

 ・・・ 以下は、 この二人を呼ぼうと言い出した津村の考え方 の歴史 ・・・
 高校時代( 16 歳)に福岡正信の「わら一本の革命」に触れ、生き方を考え始める。 守田志朗の考え 方に大いに感動したが、現実の社会はどうもそういう考え方のもとには 動いてないことに気付く。昆虫学を学ぶために大学に行くが、農業の現場で夢を持って 働く人たちに触れる機会があり、大学を辞め、自ら農業の現場で働く道を選ぶ( 19 歳)。 農業には、やりがいや生きがいがあって、皆楽しく働けることは実感するものの、いわ ゆる慣行農法であったため、農法的に限界を感じていたところ、青年海外協力隊の存在 を知り、ザンビアに行く機会を得る( 29 - 31 歳、職種:養鶏)。あらためて、自給的 な小農の暮らしが、如何に生きていく基本であるかを痛感 する。帰国後、他の人や国を 侵さない、かつて描いた農的暮らしを実現すべく、独立した百姓になる地として安曇野 を選ぶ。そこで、この地での有機農業の先駆者である藤澤雄一郎に会い、生き方、暮ら し方を学ぶ。
 移住とほぼ時を同じくして、地元(安曇野市三郷)の廃棄物処理施設の違法な建設・ 操業という問題に関わることになり、自分たちの日々の暮らしの問題は、政治の問題に 直結していることを知る。 2005 年に市議選に立候補するが、落選。その後も裁判など を含め、運動は継続中。
 政治に展望を持つためには、先を見ることが出来る考え方が必要 。藤澤氏はその点に おいて、安曇野で会う他のどんな人よりも進んだ世界を見ている人だと感じた。 その藤澤氏が、考え方の指針にすすめる思想家が関氏である。

大会主旨、スケジュール

そもそも ベーシックインカム とは 制度の名称ですが、 たとえば 、 老若男女問わず、 無条件 に 国民 一人につき 、 毎月 8 万円 配られたら、 どんな暮らしになる と思いますか? 「BI」 は 基礎所得補償 基本所得補償 国民配当 などと訳されている場合もありま す。 農業や農的暮らしを進めていくうえで、極めて有効な手段としてのBIをみん なで考えてみませんか?そのためには、経済(お金)の仕組みを、もっと知り たい!

全日程スケジュール
3 月 3 日(土)
12 : 30 受付開始
13 : 00 開会・会長挨拶
13 : 10 第 1 部 関さん
14 : 30 休憩
14 : 45 第 2 部 関さん
15 : 15 第 3 部 藤澤さん
15 : 30 会場からの発言・質疑応答
16 : 00 講演会終了 引き続き、県より有機農業推進計画の施策 について説明( 20 分程度)
陽だまりの家に移動
18 : 00 ~ 懇親会

3 月 4 日(日)
8 : 00 朝食
9 : 00 自由討議
10 : 30 休憩
10 : 40 総会
11 : 40 地区会
12 : 00 閉会