ゲノム編集作物について、推進・開発側企業から広く一般への頒布計画が公表される中、
野放図に編集作物・食品が流通してしまう動きを食い止めるべく、
当会としては会報での会員向け情報提供をはじめ、懸念を持つ方々の声に応えるための
取り組みを継続して行ってまいりました。
2021冬頃~ 会報・及びイベント会場での懸念意見の収集、発信
2021/05/08 当ブログにて懸念表明文を表明(会報104号に掲載)
2022/03/10 長野県に要望書を提出(会報106号にて報告記事)
2022/08/23 当会会員が居住自治体にて『食の安全を守るため、小学校にてゲノム編集 トマト苗を受け取らないことを求める請願書』提出。全会一致で可決される
(会報109号に報告記事)
ご回答に協力を頂きました各自治体/各教育委員会の皆様にはこの場をお借りして、心より御礼申し上げます。
内容は以下2問です。
―――
Q1ゲノム編集作物苗の頒布打診があった際、
『受け取る』『受け取らない』『その他』の対応
Q2 他団体や個人から同じ趣旨(受け取らないで)の質問や要望を受けていますか
―――
また、併せて各市町村に『公共教育施設にてゲノム編集作物の苗を受け取らないことを求める要望書』も送付させていただきました。
現時点集計ではありますが、集計結果を公表させていただきます。
※市町村には事前に自治体名を公表しない旨通知しご協力いただいております。
個別市町村の回答内容についてはお答えできません
長野県有機農業研究会 県下全77自治体/77教育委員会宛 要望書&アンケート集計結果
(自治体宛/教育委員会宛)2023/3/2現在
77自治体/77教育委員会に送付
69自治体/72教育委員会から回答があり、
Q.1苗頒布の打診があった際
「受け取らない」としたのは29自治体/32教育委員会。
「 その他 」としたのは39自治体/39教育委員会。
「 受け取る 」とした自治体/教育委員会はゼロ。
・回答せずとの回答 (1自治体/1教育委員会)
・その他の中にも
「安全性について様々な意見があり、受け取りを判断できる状況にない」
「ゲノム編集の野菜については、その安全性について十分な確認がされていないことや、
そうした食材を使うことに嫌悪感や不安感を抱く方々もいることから、
今後も食の安全性を第一に考えた食材の提供を行いたいと考えています。」
「ゲノム編集作物苗について詳細を把握していないため、現時点でお答えすることはできません。
ただし、ゲノム編集について表示をすることは必要ではないかと考えます」
等、懸念を持つ側に一定の配慮を示す回答が複数見られました。
・他団体や個人から同じ趣旨の質問や要望を受けていますか という問いに対しても
『受けている』という回答が複数見受けられました。
Q.2他団体や個人から同じ趣旨の質問や要望を受けていますか
という問いに対して、
「受けている」 17自治体/32教育委員会
「受けていない」 44自治体/35教育委員会
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当会といたしましては
この発表内容は懸念を持つ県内外の方々に広く活用・周知いただければと考えています。
個人・法人・機関や規模の多寡は問いません。どうぞご協力の程、よろしくお願いいたします。
また、今回のアンケート手法については北海道食といのちの会様の活動から学ばせていただき展開することが出来ました。末文ながら厚く御礼申し上げます。
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