長野県有機農業研究会の公式ブログです。

2018年2月5日月曜日

大会 講師紹介

関さんからのメッセージ

 明治維新という薩長のクーデターが作りだした日本国家は現在、制度疲労で 自滅しかけています。しかし国家機構は壊れても日本の山河は滅びません。国家 には、その土台となる二つの基本インフラがあります。ひとつは「農は国の基」 -国土を保全し伝統を発展させ生命を再生産する農というインフラです。もう ひとつは、マネーという血液を経済の体内に循環させる通貨 システムというイ ンフラです。そして今の日本経済では、システムの欠陥でこのマネーの流れが滞 り歪みや格差が拡大しています。今も日本は世界の人々からその美しさを評価 される国ですが、 このままでは日本に未来はありません。
 長野県有機農業研究会の方々は、農というインフラをオーバーホールすると いう意義深い実験に従事されています。この実験を補完するかたちで、日本の 通貨というインフラをどのようにオーバーホールしたらいいか、講演でお話し したいと思います。

藤澤さんからのメッセージ

 有機農家はだいたいお金に困っていると思います。過疎化や地域の衰退を心配 している人も多いでしょう。根本にはマネーの問題があります。関曠野さんは 国民配当(ベーシックインカム)と国民通貨を提唱している在野の研究者で、 未来は農を中心とした社会でしかありえないと言っています。私も全く同じ意 見ですが、マネーの問題抜きにはそうした社会は築けないとも思っています。 是非大勢ご参加いただき、関さんとともに考えてみませんか。

・・・講師紹介・・・

関 曠野(せき ひろの)
 1944 年東京生まれ。評論家(思想史)。共同通信記者を 経て、 1980 年より在野の思想 史研究家として文筆活動に入る。思想史全般の根底的な読み直しから、幅広い分野へ向けて 発言を続けている。著書に『プラトンと資本主義』(北斗出版)、『野蛮としてのイエ社会』 (御茶の水書房)、『歴史の学び方について』(窓社)、『みんなのための教育改革』(太郎次郎 社)、『民族とは何か』(講談社現代新書)、『フクシマ以後―エネルギー・通貨・主権』(青土 社)、『グローバリズムの終焉-経済学的文明から地理学的文明へ』(藤澤雄一郎氏との共著 農山漁村文化協会)などがある。また訳書に『奴隷の国家』 ヒレア・べロック(太田出版) がある。インターネットで以下の URL を読んでいただくことをお勧めします。 http://bijp.net/transcript/article/458

藤澤 雄一郎(ふじさわ ゆういちろう)
1957 年信州安曇野生まれ。松本深志高校をへて、東京水産大学(現東京海洋大学)卒 業。有機農家。 1987 年「穂高町の 15 年戦争―町民がつづる戦争体験記」(郷土出版 社)の出版に携わ る。現在、アイガモ農法による酒米やコシヒカリを栽培。無施肥無農薬 栽培で加工用トマト、小麦、大麦、大豆、黒豆などを育てる。県の新規就農研修の里親。 http://yaoyaoyaoya.at.webry.info/201711/article_5.html

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