2024年7月30日火曜日

2024年7/27 北信地区会 ひなたでにこにこ農園見学会 レポ

 


場所: 見学:ひなたでにこにこ農園(長野市大岡地区 祢津会長のところ)

    懇親会:農樂里ファーム(会員の遠藤さんのところ 見学した農園のそば)

参加者: 見学会28名+子供3名 懇親会19名+子供3名 


内容: 元田んぼで自然農的な畑を見学した。

排水や酸素取り込みのために畑や畝のまわりに溝をめぐらせてある。そうして立てた畝を壊さずに維持して作付けを続けている。

手作業中心なのが祢津さんの性に合っているとはいえ粘土質で広くて大変なのでいろいろと工夫している。

l  冬前に畝横の溝を掘り、土を畝中央に載せる。これが冬に凍結してほぐれて春からは扱いやすい土になる。

l  畝中央の1列だけに植え付けて、両側を草刈り機で刈るのが管理しやすい。

l  掘った溝にもみがらを詰めると通路として使いやすい。

l  溝掘りはギザ付き根切りスコップがよいが、ギザ部分が壊れやすい。

l  ニンジンやタマネギは草に負けやすい。作付け前に透明マルチで太陽熱処理するといいのは分かっているが、ポリ資材を使うよりどっさり草マルチする方が気分がいい。

l  電柵のすぐ近くの低いところにもう一本電線を通すと、シカよけ効果が大きい。

 

懇親会:大会についての意見を聞いたところ、講演を聞くというのでなく、直接話し合える場がいいとの意見多し。分科会のようなイメージで、適任の先輩が各会場にいるといい。そのテーマの候補として、移住1年生同士の話し合いの場、赤裸々な収支状況が上がった。

薪割り(翌朝):宿泊代は要らないから薪を割ってくれ、と遠藤さんに言われて朝飯前の薪割り。たまの地区会で人手のかかることを手助けする(してもらう)のは、カネにしばられたくない有機農研のあり方として面白いんじゃないかと思う。余裕のある人だけでいいから(今回3人だけだった)。

 

感想: 参加者の質問に対して祢津会長が答えるようすを見て、体験に裏付けられて自然農的な考えが腑に落ちているんだなあ、と感じた。

私は畝立てに何回かチャレンジして平畝に戻ってしまっているのだが、冬前の溝掘りでがんばって畝立てしてみたいと思った。(三井 明高)

2024年7月5日金曜日

7/27(土)北信地区会@ひなたでにこにこ農園(祢津会長)見学会のお知らせ

 7/27(土)北信地区会@ひなたでにこにこ農園(祢津会長)見学会

野菜は自然農的不耕起栽培です。重粘土質、田んぼから畑、電気柵の工夫などのワードが気になる方もぜひ。

農楽里ファームでの懇親会もお楽しみに。



スケジュール:

15時、大岡温泉集合(https://oookaonsen.eternal-story.com/)。その後、慶師集落の農楽里ファームの駐車場に移動。

15時20分~ 畑の見学会

16時30分~ 農楽里にてお茶と自己紹介など。

17時 見学会いったん解散。

   懇親会準備。宿泊者は大岡温泉で入浴など。

18時15分 懇親会スタート 会場・農楽里

7/28(日)薪割り/朝食 解散


参加費:見学会無料、懇親会500円。


懇親会でカレーを出してもらいますが、それぞれ料理の一品持ち寄り。飲むならお酒持ち寄り。

来年の大会の話もしたい(北信が担当です)。


宿泊費:薪割りすれば0円 寝袋かシーツ2枚持参

薪割りができない人は、布団使用者(シーツ2枚持参)は1500円、未使用者(寝袋持参)は1000円。


お申込み:

7/23までに、以下のフォームからどうぞ。

https://forms.gle/UvLjm9VynAnBLuJp6


または akitakamitsui@gmail.com 090-1615-7328(三井)まで


ひなたでにこにこ農園の紹介(https://hinanico.com/):


2017年に大岡に移住して新規就農。今は8年目になります。野菜はほとんど、自然農的な不耕起栽培。3反ほど。田んぼや大豆畑などは普通に耕しています。(できれば不耕起にしていきたいという思いはあります。)こっちも3反ぐらい。米、大豆、野菜、麦の自給自足を根底において余剰分をお金に代えていくスタンス。

大岡の耕作放棄地になった棚田を開墾して畑にしたりしてきました。土は重粘土質。元田んぼを畑にしたい方、不耕起栽培をしたい方は参考になるところもあるかと思います。あとは、シカの獣害にはずっと悩まされきたので、電気柵の工夫などもお伝えできることがあると思います。

最初の5年は半日バイト半日田畑の生活。バイトをやめて3年目。主に春は野菜の苗を販売。夏、秋は野菜を冬はバイトにでる生活。

経営的なところはとても弱いので、その辺は逆にいろいろ教えて下さい。

2024年2月25日日曜日



 2月25日(日) 雪のち曇り

2月後半は雪がちの天気が続いた東信佐久地方ですが、その合間をぬったような晴天の24日、第44回長野県有機農業研究会大会「『種をつなぐ、人もつながる』~千葉県林農園 林重孝さん講演会+種苗交換会」が無事開催されました。およそ80名の方にご来場いただき、ありがとうございました。夜は会員の野菜をふんだんに使った料理で懇親会を楽しみました。


 翌25日(日)は第44回総会が開催され、各議題について協議を行い議決されました。承認された議案書は、後日当ブログ並びに会報にてお知らせいたします。


2023年8月14日月曜日

北信地区会のご報告

 8/1(火) 北信地区会 「もみ米から機械や電気を使わずにご飯を食べる」

場所: 森と水 自給の家 乙(長野市小田切地区)


参加者: 13名+家族4名 NOF会員外で2名参加(うち1名に後日入会いただきました)

内容: するす(摺臼)でもみすりし、唐箕でもみがらを除去することを数回。玄米を棒で突いて精米。薪を割ってかまどで炊いた。粒々感のあるおいしいご飯が炊けた。
伐木やまき集めも予定していたが、すごい風と雨、ヒョウまで降ってきて、中止。小まきつくりのみ。


感想: 「いにしえの手作業」シリーズの重要なひとつが楽しく上手にできました。まき作りはまたいずれ。小麦からもやりたい。





2023年8月5日土曜日

<速報> 8月1日、北信地区会として、「もみ米から手作業でごはんを食べる<いにしえの手仕事シリーズ>」が開催されました。当日の様子のアルバムを、とりあえずリンクで紹介します。

https://www.facebook.com/media/set/?vanity=moritomizuOF&set=a.955570562543406

2023年6月4日日曜日

北信地区会のお知らせ(当会会員じゃない方も大歓迎です!)

 

1.      【北信地区会のお知らせ】

 

もみ米から手作業でごはんを食べる<いにしえの手仕事シリーズ>


 

昨年は「するす」によるもみすりを体験しました。これを発展させ、もみ米から手作業で、電気や石油を使わずにごはんを炊くところまでやってみます。

交流会ではごはんと具だくさん汁を準備します。

作業のみ、交流会のみの参加も歓迎です。

 

日程: 202381日(火)雨天決行

集合場所:森と水 自給の家 乙 〒380-0877 長野市塩生乙2496

https://mmsf.jimdofree.com/にアクセス説明あり

持ち物:飲み物、昼ごはん(昼をまたいでの参加の方)、作業手袋、運動靴か雨なら長靴

交流会参加の方は、マイ食器(コップ、箸、茶碗、汁椀、皿)、味噌1人前、できればおかず一品(調理も可能)、酒、あれば寝袋かシュラフカバー

参加費:500

要予約:15人程度、申し込み7/25(火)まで

申し込み:三井 明高(akitakamitsui@gmail.com

 

スケジュール:

10001200 するすと唐箕によるもみすり

12001300 昼飯(持参ください)

13001500 人力での精米 並行して、まき集め・ノコギリによる伐採・出し・薪割り

1500~ 洗米、浸水/まきで汁など調理(豚汁的にしたいのでイノシシ提供できる方いませんか?)

1700 炊飯

1800 交流会開始

8/2 希望者は簡単な朝食(卵かけご飯とか)ののち、解散

2023年3月3日金曜日

県下全77自治体/77教育委員会宛『ゲノム編集作物苗を受け取らないで』 要望書&アンケート集計結果発表

ゲノム編集作物について、推進・開発側企業から広く一般への頒布計画が公表される中、

野放図に編集作物・食品が流通してしまう動きを食い止めるべく、

当会としては会報での会員向け情報提供をはじめ、懸念を持つ方々の声に応えるための

取り組みを継続して行ってまいりました。

 

2021冬頃~  会報・及びイベント会場での懸念意見の収集、発信

2021/05/08 当ブログにて懸念表明文を表明(会報104号に掲載)

2022/03/10 長野県に要望書を提出(会報106号にて報告記事)

2022/08/23 当会会員が居住自治体にて『食の安全を守るため、小学校にてゲノム編集       トマト苗を受け取らないことを求める請願書』提出。全会一致で可決される

(会報109号に報告記事)

 

 そして2023年1月から、当会では県内全77市町村を対象とした、自治体・教育長アンケートを実施しました。

ご回答に協力を頂きました各自治体/各教育委員会の皆様にはこの場をお借りして、心より御礼申し上げます。

 

内容は以下2問です。

―――

Q1ゲノム編集作物苗の頒布打診があった際、

『受け取る』『受け取らない』『その他』の対応

Q2 他団体や個人から同じ趣旨(受け取らないで)の質問や要望を受けていますか

―――

また、併せて各市町村に『公共教育施設にてゲノム編集作物の苗を受け取らないことを求める要望書』も送付させていただきました。

現時点集計ではありますが、集計結果を公表させていただきます。

 

※市町村には事前に自治体名を公表しない旨通知しご協力いただいております。

 個別市町村の回答内容についてはお答えできません

 

長野県有機農業研究会 県下全77自治体/77教育委員会宛 要望書&アンケート集計結果

  (自治体宛/教育委員会宛)2023/3/2現在

  

     77自治体/77教育委員会に送付

     69自治体/72教育委員会から回答があり、

Q.1苗頒布の打診があった際

   「受け取らない」としたのは29自治体/32教育委員会。

   「 その他  」としたのは39自治体/39教育委員会。

   「 受け取る 」とした自治体/教育委員会はゼロ。 

        ・回答せずとの回答 (1自治体/1教育委員会)

 

 

・その他の中にも

「安全性について様々な意見があり、受け取りを判断できる状況にない」

「ゲノム編集の野菜については、その安全性について十分な確認がされていないことや、

 そうした食材を使うことに嫌悪感や不安感を抱く方々もいることから、

 今後も食の安全性を第一に考えた食材の提供を行いたいと考えています。」

「ゲノム編集作物苗について詳細を把握していないため、現時点でお答えすることはできません。

 ただし、ゲノム編集について表示をすることは必要ではないかと考えます」

 等、懸念を持つ側に一定の配慮を示す回答が複数見られました。

・他団体や個人から同じ趣旨の質問や要望を受けていますか という問いに対しても

『受けている』という回答が複数見受けられました。

 

 Q.2他団体や個人から同じ趣旨の質問や要望を受けていますか という問いに対して、

  「受けている」    17自治体/32教育委員会

  「受けていない」   44自治体/35教育委員会

 

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当会といたしましては

この発表内容は懸念を持つ県内外の方々に広く活用・周知いただければと考えています。

個人・法人・機関や規模の多寡は問いません。どうぞご協力の程、よろしくお願いいたします。

 

また、今回のアンケート手法については北海道食といのちの会様の活動から学ばせていただき展開することが出来ました。末文ながら厚く御礼申し上げます。






 



2023年2月11日土曜日

懇親会への申込み18日まで延長しました

2月25日の大会ですが、問い合わせが多いので、懇親会への申込みを2月18日まで延長しました。 希望者はこちらの申し込みフォームより申し込みをお願いします。 https://abolitionofnuclear.wixsite.com/yuuki2023